ヨガティーチャートレーニング講師紹介
Tercher
講師

Inner peace yoga 主宰 指導者
1997年ハワイ在住中にヨーガの旅が始まり、子供とアジア放浪の旅をしながら、スリランカ、マレーシアなど国内外で様々な流派のヨーガやアーユルヴェーダを学び、自然と調和した暮らしの営み方を探る為バリ島にて自己探求のヨガに明け暮れる。その時、導かれるかのように運命的な言葉と出会いがあった。
B.K.S.アイアンガー導師の言葉「アサナはただ単に身体の動きの問題ではなく、アサナが本当の意味でのアサナたるためには、体の隅々の最小単位にまで感覚を研ぎ澄ませ、深く自己の内側を洞察することが必要である。誰もが覚醒する素質をもっている」
このことを体感させてくれた関西のアイアンガーヨガの第一人者である相澤三千代先生( Level III資格保持)に師事することとなる。
アイアンガーヨガに出会いヨガの奥深さに感銘を受け、現在も日本国内外のシニアティーチャーの元で実践を続けている。関西と九州各地でワークショップや、ヨーガポーズの詳細なアライメント、その指導法、ヨーガ哲学、クラスシークエンスの組み立て方を伝えている。
また、数多くのプロップスワーク(ベルト、ブロック、ボルスターを用いたアジャストメント)を紹介している。
2021年に拠点を海と山と温泉に囲まれた自然豊かな別府に置き、国内外から学んだ膨大な知識と豊富な経験を持ってして『アーサナアライメント指導者養成コース』をスタートさせる。
Message
このコースはヨガのポーズ(アーサナ)が持つ本来の良い体内の流れ(呼吸、エネルギー、血流、神経作用)とそのポーズがもつ効果を最大限に起こすため肉体細部に渡るポーズの姿勢のコントロールを学びます。
アライメント(正しい身体のつながり)、プロップス(補助道具)、シークエンス(目的に応じたポーズの順番)があり、それにより未経験、経験が浅い、故障歴があってもヨガの効果を最大限に引き出すことができます。
継続的に練習を続けることで、弱く柔らかい部分は強化され、固い部分は柔軟になり、歪みが矯正されていきます。体が変わることで生活習慣や考え方の癖におのずと気づいていき、少しずつ自分自身をコントロールすることができるようにもなります。それぞれのポーズのもつ深い効果を体感しながら、そのポーズのポテンシャルを最大限に起こすための調整のテクニック、誘導の仕方を学び、最終的にはエネルギー的にも身体的にも精神的にもバランスがとれていると感じるシークエンスの組み立て方を学んでゆくトレーニングです。
特にヨガインストラクターは、このアーサナの仕組みを必要に応じて生徒に説明していかなくてはいけません。生徒の体に触れるアジャストメントについても、アーサナの仕組みを理解した上で行うべきです。
誰もが持っている不具合な体の癖。実はヨガをやればやるほどその癖が強くなっている方が少なくありません。またヨガをやることで怪我に繋がる方さえいる現状です。その原因の多くは指導者の質にあります。
ティーチャーズトレーニングを卒業したにも関わらず、真っ直ぐ立つポーズ、タダーサナもまだどのように指導するべきか解らないインストラクターも多い現状。
ヨガ歴10年以上という方がレギュラークラスに参加してくださいました。
その方は柔軟性などは充分にあるのですが、真っ直ぐに脚を伸ばして立つことさえできていないことに本人が気づいていない。
ポーズに入ると力みが生まれ肩が上がり、そのことから呼吸が浅くなっている状況。
ただその方は、言えば直ぐに体を対応させることができるのです。
これは決してその方の問題ではありません。
その方を指導してきたインストラクターの観察力と調整力と知識の問題です。
その方は長くヨガをやられている分だけ癖が強く固まっており、本人での調整が少々難しいかもしれませんが、気づいたところからゆっくりと始めていけばいいのです。
それぞれのポーズで体のどの部分をどの様にコントロールしてアーサナを作っていくかを学び、柔軟性を求めるばかりでなくヨガのアーサナの持つ効果をより引き出すための指導ができるヨガインストラクターの養成、そしてインストラクターでなくても、一から正しい体の使い方を学び、アーサナが持つ効果(心と体の調整)により、自分に気づき、自分を育み、新しい自分に出会える、人生をよりよくしたいと望む方に向けた学びのコースとなります。
怪我や病気をお持ちの方、シニア層への指導に興味がある方にも参考となる内容です。
楽しく和やかな中にも、充実したヨガポーズのアライメントの学びをみんなで深め合っていきましょう。